
Web3コンテンツ革命 個人と企業の経済ルールが変わる
高橋 卓巳
日経BP / 2022-09-26
この本について
Web3まわりの話って、技術用語ばかりで「結局なにが変わるのか」がつかみにくいですよね。企業の取り組みを調べても、途中で頓挫した事例ばかり目に入ってきて、ますます判断がぶれるというか…。僕も同じで、仕事にどうつながるのか見えずにしばらく放置していました。 この本は、そのモヤモヤを一段階ほぐしてくれる感覚がありました。たとえば、Microsoftのプライベートチェーン撤退の話が示すように、企業が何につまずきやすいのかが歴史の流れで理解できますし、EGGRYPTOのように「ユーザー側の壁をどう下げるか」を実際のプロダクトで語ってくれるので、机上の理屈ではなく現場の感覚で読めます。さらに、NFTゲームを“稼げるか否か”の二項対立で語らず、面白さとインセンティブ設計がどう共存し得るかを丁寧に考えている点も、現実的でいい。ブロックチェーンの本質を「プログラムどおりに動くインフラ」として扱う姿勢も、余計な神秘化がなくて助かりました。 Web3を追うべきか判断できずに足踏みしている人、あるいは自社サービスに取り入れられる具体的なポイントだけを知りたい人に刺さると思います。抽象的な未来予測よりも、技術がどんな制約を解いて、ユーザー体験にどんな余白を生むのか。その現実的な視点がほしいときに手元に置いておきたい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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