
さとりをひらいた犬 ほんとうの自分に出会う物語
刀根 健
SBクリエイティブ / 2021-12-21
この本について
最近、「不安に振り回されてるだけで、ちゃんと“生きてる”感じがしないな…」と思う瞬間が増えていて。目の前の出来事より、頭の中で勝手にふくらんだ恐怖のほうが大きくなるあの感じ、けっこう厄介なんですよね。でも抵抗すればするほど、余計にしんどくなるのも分かっている。そんな時に思い出したのが、この本でした。 『さとりをひらいた犬』が面白いのは、派手なことは何も言っていないのに、「いま感じているこれは“現実”じゃなくて、自分の心がつくった影かもしれない」という視点に静かに戻してくれるところです。恐怖と危険を分けてみる、いま起きている体験に抵抗していないかを観察する、エゴと魂の声をちゃんと区別してみる…どれも理屈というより、日常で使える“姿勢”の話なんですよね。逃げようとすると追ってくる感情も、ただ見つめると少しだけ輪郭が変わる。その変化をこの物語が丁寧に案内してくれます。 自分の内側と向き合う時間が欲しいけど、説教くさい本はしんどい…そう感じている人には特にしっくりくると思います。大事なのは「どう生きるか」という大仰なテーマではなく、「いまの自分にどんな態度で向き合うか」という静かな問いかけなんだと、読んでいるうちに自然と気づかされました。
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ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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