
割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド
奥山 月仁
日経BP / 2021-11-19
この本について
短期の値動きに振り回されて、「また決算で下がった…もう無理かもしれない」と思うこと、僕も何度もあります。結局、上がる理由と下がる理由を行ったり来たりするだけで、どこに視点を置けばいいのか分からなくなるんですよね。 この本が効くのは、その迷いの軸をゆっくり元に戻してくれるところです。たとえば、近い将来をピンポイントで当てにいくのではなく、数年単位で“大きく間違えなければいい”という視点に切り替える話。あるいは、四半期ごとの数字に一喜一憂するより、業績が長く伸びているかどうかを淡々と追ったほうが精神的にも楽だし、結局リターンにもつながるという考え方。下がった株価を恐れるより、その裏で企業の力が伸びているならむしろ好機になる、という発想も、個人投資家にはかなり助けになるはずです。 読みながら「そういえば自分は株価だけを追いかけていたな」と何度も気付かされました。長い時間を味方につけるって、表現だけ聞くときれいごとっぽいですが、実際には“焦らないための構え方”なんだと腑に落ちます。 短期の売買に疲れた人や、銘柄選びよりもメンタルに消耗してしまう人には特に刺さると思います。投資をもう少し静かなものにしたいとき、手元に置いておくと落ち着きを取り戻せる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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