
改訂版 勝つ投資 負けない投資
片山 晃 and 小松原 周
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2015-05-15
この本について
投資を続けていると、「勝っているのに手応えがない」とか「結局どこで売ればよかったんだろう」といった、なんとも言えないモヤモヤが積み上がってきます。利益の数字だけ見れば悪くないはずなのに、時間を含めて考えると本当に正しい判断だったのか不安になる、あの感覚です。 この本は、そのモヤモヤを少しだけ整理してくれます。派手な成功法則ではなく、たとえば“売るときの時間コスト”みたいな、見落としがちな前提を静かに整えてくれるのが特にありがたいところです。下落時にやるべきことや、怖くなったときにいったん金額を小さくして判断力を戻すという現実的な動き方も、机上の理論ではなく、実際に積み重ねてきた投資家らしい視点だと感じました。さらに、ストーリーが崩れていない限りは慌てて売らない、といった考え方も、「今目の前の値動きに振り回されすぎているかもしれない」と気づかせてくれます。 目先の勝ち負けではなく、「どういう思考で投資家として長く立ち回るか」をつかみたい人に向く本です。大きな声では語られないけれど、読んだ人がそれぞれの投資の癖や視野の偏りに気づくための、ちょうどよいきっかけになると思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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