
ものの見方が変わる 座右の寓話 (ディスカヴァー携書)
戸田智弘
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2022-01-28
この本について
仕事をしていると、「この作業って何につながってるんだろう」とか、「今の自分はどこに向かっているんだろう」と、ふっと立ち止まりたくなる瞬間があると思います。忙しいほど視野が狭くなって、手段だけが残ってしまう感じ、僕もよくあります。 この本は、そんな行き詰まりを力づくで解消するタイプではなく、寓話という小さな物語から、自分の見方を少しずつずらしてくれる本です。たとえば、レンガ職人の話は「自分の仕事が何につながっているか」を広く見る感覚を思い出させてくれるし、「塞翁が馬」は、出来事を即“良し悪し”で裁く癖をいったん保留させてくれます。「斧を研ぐ」の話は、休むことや身体を整えることに変な罪悪感を持ちがちな人に効きます。どれも現実の行動に置き換えやすくて、読んだあとにちょっと姿勢が変わるんですよね。 派手な成功法則を教えてくれるわけではなく、むしろ「余白があっていい」「寄り道していい」という感覚を取り戻してくれる本です。誰かを急かしたり操作したりしない姿勢についての寓話もあって、人間関係で疲れ気味のときに読むと、心が少しゆるみます。 今の仕事に意味を見失いかけている人、または日々の出来事をすぐ“白黒”で判断してしまってしんどい人に、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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