
自己肯定感が低くて挫けそうな時、明日の自分のためにゆでたまごをつくる
ちえ丸
かんき出版 / 2022-04-06
この本について
仕事も人間関係も、それなりに頑張っているはずなのに、ふと「自分だけ足踏みしている気がする」とか、「みんな普通にできていることが、自分にはしんどい」とか、そんなモヤモヤが積み重なる時があります。焦って空回りして、結局なにも進んでいないように思えてしまうあの感じ、わかる人は多いと思います。 この本は、そこで無理に前向きになろうとは言ってきません。むしろ、一度立ち止まって状況を冷静に見つめるだけで、余計な焦りが落ち着くことがある、と教えてくれます。退職や転職を「逃げ」と決めつけずに、自分の心を守る選択肢として受け止める視点も印象的でしたし、他人の土俵で勝負しようとしていたことに気づくくだりは、私自身にも痛いほど思い当たります。落ち込んで動けなくなる自分より、文句だけ言って何もしない自分のほうがつらい、という正直な告白も、この本のリアルさにつながっています。 読んでいて感じたのは、「自信は外側から与えられるものじゃなく、自分の内側にある“変わらないところ”を見つける過程なんだ」という、少し地味だけれど確かな実感でした。違和感を覚える相手に無理に好かれようとしなくていいという話も、自分を守りながら社会で働くうえでの現実的なヒントになっています。 職場で消耗しがちな人や、自分だけ遅れているように感じてしまう人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
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