
伝わるチカラ 「伝える」の先にある「伝わる」ということ
井上 貴博
この本について
人と話すときに「ちゃんと伝えているつもりなのに、どこか噛み合わないな…」と感じる瞬間ってありますよね。僕も打ち合わせやメッセージで、言葉が相手に届かず空回りしてしまうことがよくあって、そのたびにモヤッとしていました。結局、伝え方の問題なのか、自分の癖なのか、何を直せばいいのかがよくわからないまま時間だけが過ぎていく感じです。 この本を読んで救われたのは、「伝える」と「伝わる」は別物なんだと腑に落ちたことでした。たとえば、不自然なくらい間をとってみることや、一文を短く区切ることで相手の咀嚼スピードに合わせられること。どれも当たり前のようで実際には全然できていなかったんだと気づきました。また、話す前に一度すべて書き出して情報を絞るとか、事前の知識を持ったうえでインタビューでは“無”の姿勢に戻るとか、現場での具体的な動作レベルで語られているのがありがたかったです。 個人的に刺さったのは、「ね」を封印して「よ」で柔らかさを出す工夫や、緊張したら“すべては実験だ”と思うという考え方でした。どれも今日から試せるし、うまくいかなくても自分を責めずに済む。言葉に向き合うってこんなに現実的でいいんだ、と思えます。 自分の話が相手に届かず悩んでいる人、仕事での説明がどうも長くなってしまう人には特に刺さると思います。大きなスキルを身につけるというより、日常の一言を少しずつ整えていくための一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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