
ストレスゼロの伝え方
木村 英一
CEメディアハウス / 2015-11-27
この本について
人と話していて、「あれ、今のって伝わってないな…」と後から気づくことがよくあります。相手はうなずいていたのに実は理解していなかったり、こちらの“正しさ”がそのまま届くと思い込んで空回りしたり。僕自身も仕事で同じ壁にぶつかり続けてきました。 この本が役に立つのは、「伝える」と「伝わる」の違いをかなり丁寧に言語化してくれるところです。たとえば、相手と未来のイメージを共有できているかどうか。これは自分が知っている情報を並べるだけでは絶対に届かないという話で、打ち合わせでも家族との会話でもけっこう思い当たるところがあります。もうひとつ刺さったのは、価値観や優先順位が違う者同士ならずれるほうが自然、という視点。だからこそ、まず相手が話を聞く状態にあるのかを整えることが必要だとわかります。 そして、会話を“キャッチボール”にするための具体策として、質問を織り込むことや、相手の頭のフォルダに情報を入れていくように構造を示すことなど、実行しやすい工夫がしっかり書かれています。特別なテクニックというより、「あ、これなら明日やってみよう」と思えるレベルの現実的なヒントばかりです。 自分の言葉が空回りしている気がする人、あるいは相手の反応が読めずに悩むことが多い人には、とても静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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