
プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法
石井 琢磨
すばる舎 / 2013-07-25
この本について
人と話していて、なんとなく損している気がすることってありませんか。お願いごとを切り出すタイミングがわからなかったり、ちょっとした衝突に気持ちを持っていかれたり、交渉ごとになると急に怖くなる……。僕もずっとそこが苦手で、結局「まあいいや」で済ませて後悔することが多かったです。 この本は、いわゆる駆け引きのテクニック本というより、「相手も人間で、自分も人間」という前提に立って、どう動けば関係が前に進むのかを冷静に見せてくれます。たとえば、断られても人生はなにも減らないという視点は、交渉に対して身構えすぎていた自分にはかなり効きました。怒られたときに“反射で怒り返すのではなく、理由を疑ってみる”という姿勢も、現場でのこじれを減らしてくれます。さらに、相手の「感情の奥の欲求」を探すという考え方は、説得ではなく合意をつくるという方向に気持ちを切り替えられるところが良かったです。 仕事でもプライベートでも、人と話すたびに疲れやすい人、あるいは自分の意見を伝えるだけで精一杯になってしまう人には特に刺さると思います。僕自身、読んで劇的に変わったというより、日常の小さな場面で「いまのこれは交渉のチャンスかも」と落ち着いて考えられるようになりました。気負わずに人との距離感を整えたいときに、そっと横から支えてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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