
白本 弐
高城剛
この本について
最近、好きなことを仕事にすべきなのか、それとも趣味のまま守るべきなのか…そんな迷いを抱えている人、多い気がします。さらに、将来を考えようとしても目先のことでいっぱいになってしまって、長いスパンで物事を見る余裕がなくなる。僕自身もずっとその往復をしてきました。 『白本 弐』が面白いのは、その迷いに対して「進め」とも「やめろ」とも言わないところです。代わりに、距離を動かすことや、少しだけ生存本能が刺激されるような環境に身を置くことで、自分の軸が自然と浮き彫りになってくる、という視点をくれる。旅に多くを求めず、ただ感動する回数を増やすだけでアイデアの質が変わる、という言葉は、実感として納得がありました。 また、「長い人生で何を残したいか」という視点も、この本の大きな特徴です。25歳はまだ1/4。100歳まで生きる前提で見たとき、焦っている理由の多くが小さく見えてくる。好きなことを仕事にするかどうかより、“好きなものを失わずに持ち続けるにはどうしたらいいか”に視点がずれるのが、この本の効き方だと思います。 自分のペースで生きたいけれど、どこかで踏み出せずにいる人に向く本です。僕にとっては、決意よりも「まず旅立つ」という姿勢を静かに思い出させてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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