
人間は自分が考えているような人間になる
アール・ナイチンゲール
きこ書房 / 201411
この本について
仕事のことでも将来のことでも、「このまま流されていいのか」「でも何を基準に決めればいいのか」がわからなくなる瞬間ってあります。人と同じ方向を歩いている安心感と、本当は違和感を抱えている自分。その間で揺れるあの感じ、僕もよくあります。 この本が効いてくるのは、そんな迷いの“根っこ”にある思考のクセをそっと裏返してくれるところです。たとえば、好きなことや得意なことがぼんやりしているときでも、「自分の中に自然と浮かんでくるものこそ、未来を開くカギだ」と言われると、無理に自己分析しようと肩に力が入っていたのが少しゆるむんですよね。また、「大多数が向かう方向と反対を選んでもいい」という視点は、周りの正解に合わせて悩んでいた人には静かに効きます。さらに、思考がゆっくり現実に形を与えていくプロセスが描かれているので、今すぐ成果が見えない時期に焦っている人ほど救われる部分が多いはずです。 人と比べて迷いがちな人、自分のやりたいことが“思いついているのに信じきれない人”には、とくに刺さると思います。読んだあと、「急に変われるわけじゃないけれど、とりあえず自分の方向だけは決めてみようか」と静かに前を向ける一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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