
脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書
築山 節
この本について
仕事が長引く日ほど「今日はもう無理だな」と思いながら机に向かい続けて、気づけば夜。時間をかけているはずなのに進んでいない感じに、僕もよく落ち込みます。頑張りたい気持ちはあるのに、脳がうまく動いてくれないというか、ギアが噛み合っていないような感覚です。 『脳が冴える15の習慣』を読んで印象的だったのは、「脳の基本回転数は、時間の制約がないと上がらない」という話でした。努力でどうにかしようとするほど、かえって回転数が落ちていく。やたら時間をかけるより、短く区切って“試験を受けている状態”を一日に何回つくれるかが大事だとわかると、仕事の組み立て方そのものが変わってきます。また、忙しいときほど机やカバンを整理した方がいいという指摘も、実際やってみると本当に効き目があります。選択肢が減るだけで、集中の初速がまったく違う。さらに、朝の小さな準備運動や、夜に「大まかに考えて寝る」など、生活のリズムを整えることで脳の整理力が底上げされるのも実感しやすいところです。 自分の気合いや根性ではどうにもならない“脳の性質”と向き合いたい人に静かに刺さる本だと思います。時間を使いすぎているのに成果が出ない、そんな感覚が続いている人ほど読んでほしい一冊です。
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