
脳が冴える勉強法 覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書)
築山 節
NHK出版 / 2012-01
この本について
勉強しなきゃと思っているのに、いざ机に向かうとまったく頭が動かない日ってありますよね。やる気の問題だと思って自己嫌悪に落ちるけれど、実際は脳の準備が整っていないだけ、ということも多いようです。僕も「明日はできる気がするのに、今日がどうにもダメ」という感覚がずっとつきまとっていました。 この本が役立つのは、精神論ではなく、脳がどうすれば動き出すかを具体的に示してくれるところです。たとえば、体を動かして血流を上げる→軽い作業で勢いをつける→昨日やったことを少しだけ触って脳のスイッチを入れる、という流れは、実際にやってみると驚くほど自然に集中に入れます。また、「今日得たものを寝る前に確認する」のは、単なる復習ではなく、脳にとっての“報酬”を自分で見せてあげる作業だという視点も、勉強への抵抗感をやわらげてくれました。 個人的に刺さったのは、「認識の省略」という話。読んだはずなのに何も残っていないときって、情報が“入らなかった”のではなく、“認識されなかった”だけなんですよね。だからこそ、自分の納得感を少しでも作ってあげる工夫が大事になる。試験勉強だけでなく、仕事のインプットにもそのまま使える感覚です。 勉強が続かないのは根性がないからだ、と思いがちな人ほど、救われる部分が多い本だと思います。自分の脳と折り合いをつけながら進みたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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