
ヨーガ・ヴァーシシュタ -至高の真我-
スワミ・ヴェンカテーシャーナンダ【英訳】、福間巌【和訳】
ナチュラルスピリット / 2021-03-04
この本について
仕事や人間関係に追われていると、「外側の出来事にいちいち揺さぶられる自分」に少し疲れてくる時があります。感情の波に飲まれたり、気づけば欲しいものばかり増えていったり、落ち着きたいだけなのに心が先に走ってしまったり。たぶん、この本を手に取った方も似たようなところでつまずいているんじゃないかと思います。 『ヨーガ・ヴァーシシュタ』に出てくる抜粋を見ていると、読者が一番刺さっているのは「外側の喧騒に巻き込まれたままでも、内側は静かでいられる姿勢」だと感じます。欲望を押し殺すというより、求めても得られないものを手放し、たまたま得たものに落ち着くという視点。行為は続けるけれど「私は行為者だ」という思い込みを手放すという距離感。そして、世界の現象に飲まれすぎないための“内側の余白”の持ち方。どれも現実逃避ではなく、むしろ日常を生きるための態度に近いです。 この本は、即効性のある解決策をくれるというより、「心が何に同一化しているのか」を少しずつほどくような感覚があります。外側では普通に働きながら、内側では静けさを保ちたい人に向いています。特に、「やるべきことはあるのに、心まで全部それに乗っ取られたくはない」という人には、かなり深いところで効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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