現代思想2022年5月号 特集=インターセクショナリティ——複雑な〈生〉の現実をとらえる思想

現代思想2022年5月号 特集=インターセクショナリティ——複雑な〈生〉の現実をとらえる思想

下地ローレンス吉孝, 石原真衣, 熊本理抄, 山内明美, and 森山至貴

累計読者数4
平均ハイライト数 27.3件/人
star総合評価 68/100
menu_book精読型

この本について

最近、「どの問題を優先すべきなのか」で頭の中がごちゃつくことが多いです。仕事でも、身近な人の困りごとでも、一つずつ切り離して考えようとしても、実際には全部が絡み合っていて、どこから手をつければいいのか分からなくなる感じ。そんなときにこの特集を読むと、そもそも“切り離して考えようとする前提”そのものがズレていたのかもしれないと思わされます。 たとえば、黒人運動と女性運動のどちらが大事かなんて問いが間違っていたように、私たちが抱える問題も「どっちを優先するか」ではなく、「交差点で何が起きているのか」を見る視線のほうが、本当は役に立つ。あるいは、痛みの語りだけが“本物らしさ”として扱われてしまう構造や、当事者の経験が研究や運動の中でどのように消されていくのか、そういう見えにくい動きを丁寧に照らしてくれるのも、この特集の力だと思います。 読みながら、自分もいつのまにか「名誉〜」の立場に乗っていたり、普遍っぽい語りに無自覚に乗っかっていたりすることに気づかされて、少し恥ずかしくなる。でも、その揺れごと読みに含めてくれるような懐の深さがあります。特に「単純化すると大事な誰かをこぼしてしまう気がする」と日々感じている人には刺さるはずです。 理論書というより、視線のかけ方がまるごと更新されるような一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

BookNotion をお使いの方へ

この本の指標は、あなたの本棚でも見られます

このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要