
鈴木敏文のCX(顧客体験)入門
鈴木 敏文、勝見 明
President Inc / 2022-05-31
この本について
仕事で「お客さんのことを考えてるはずなのに、結局どこかで“売り手側の理屈”に寄ってしまうな…」みたいなモヤモヤ、ありませんか。自分なりに工夫しているつもりでも、気づくと周りの成功例の“モノマネ”で安心しようとしてしまう。僕も何度も同じ落とし穴にハマりました。 この本は、そういう“思考の癖”をそっと裏返してくれます。鈴木敏文さんが一貫して述べる「お客様のために、ではなく、お客様の立場で」という視点は、抽象論に見えて、読み進めると急に実務の細部とつながります。たとえば、売れる商品の裏側にある“心理的な価値”の話を読んでからは、企画を考えるときに「これはどんな気持ちを支えるんだろう」と自然に手が止まるようになりました。また、イチローの“もう一人の自分”の例は、仕事を作業化させないための立て直しのタイミングの測り方として地味に効きます。 派手なノウハウ本ではないですが、読み終わったあとに「自分の視点、だいぶ売り手寄りだったな」と静かに反省できる。そのうえで、「じゃあ次の一手をどう変えるか」がちゃんと見えてくる。本気で差別化したいけど、周りの成功パターンに引っ張られがちな人に刺さる一冊です。
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