
緑内障の真実~最高の眼科医が「謎と最新治療」に迫る~ (光文社新書)
深作 秀春
この本について
目のことって、普段そこまで気にしていないのに、ふと「これって年齢のせい?」「検診で“正常”と言われたけど本当に大丈夫?」みたいな落ち着かない感じが出てきませんか。特に緑内障まわりは情報がざっくりしていて、心配しても具体的に何を知ればいいのか分からないまま終わってしまうことが多いと思います。 この本は、そういうモヤモヤをいったんほどいてくれます。日本人の角膜ではそもそも眼圧が正確に測れない可能性があるとか、緑内障は「眼圧だけの病気」ではなく視神経まわりの血流や構造の問題が大きいとか、なんとなく持っていた前提をひっくり返される場面が続きます。著者が海外との治療格差にも触れていて、日本では失明原因の約3割を緑内障が占めるのに、アメリカでは1割以下だという話も、単純に怖がるというより「なぜ差があるのか」を考えるきっかけになります。 もう一つありがたいのは、日常でできる気づきのポイントが示されているところです。カレンダーでの簡易的な視野チェックの発想や、白内障との関係、強度近視が増えている背景など、病名より“状態”に目を向けやすくなります。医療行為に踏み込むような部分は、あくまで専門家の理論や実践例として受け取りつつ、「自分が医者に何を確認すべきか」を考える材料になる感覚です。 自分の目のことを“なんとなく不安”のまま放置したくない人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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