
教養としての「焼肉」大全 (扶桑社BOOKS)
松浦 達也
この本について
焼肉って好きなのに、いざ網の前に立つと「結局いつも同じ焼き方で終わるな…」とか「高い部位を前にすると失敗しそうで怖い」とか、そんな小さな不安がけっこう残るんですよね。お店で出てくるおいしさと、自分が焼いたときの仕上がりに差が出るたび、何が違うんだろうと悩むこともありました。 この本は、そういう“なんとなくの迷い”をひとつずつほぐしてくれる感じがあって、読んでいて妙に気が楽になりました。例えば、USタンの香りが気になるときは片面を強く焼いてマスキングするとか、厚切りタンは休ませながら弾力で仕上がりを判断するとか、理由がわかると「とりあえず強火で…」の世界から抜け出せる。レバーやハラミみたいに、火入れで印象がガラッと変わる部位も、どう温めるかの目安が書かれていて、網の前での不安がかなり減りました。 何よりよかったのは、「上手く焼こう」より「肉の表情を観察する」という視点をくれたところです。焼き目がついたタイミング、触ったときの弾力、脂の透け方。こういう小さな変化に気づけるだけで、焼肉の時間そのものが少し豊かになる気がします。料理が得意じゃなくても、その場で判断するコツがつかめるのがありがたいです。 自分で焼く時間をもっと楽しみたい人、焼肉の“失敗の理由”を言語化したかった人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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