
デンマーク発 ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て: 多様性と平等を育む10の提案
セシリエ・ノアゴー and さわひろあや
この本について
子どものちょっとした行動に「男の子だから仕方ないよね」と言ってしまったり、仕事選びで「この業界は女性が少ないしな」と無意識に引いてしまったり。自分の中にある“当たり前”が、ほんとうに自分の選択なのか、社会から受け取ったものなのか、ふとわからなくなる瞬間ってありますよね。僕もそんなモヤモヤを抱えたまま、大人になったタイプです。 この本は、そういう「自分の中の前提」に静かに光を当ててくれます。たとえば、性別を“生まれつきの本質”ではなく、“ふるまいとして身につけてきたもの”と捉え直す視点。これだけで、子どもへの声かけも、自分の選択の見え方もだいぶ変わります。また、社会の規範をただ飲み込むのではなく、少し距離を置いて眺める姿勢を教えてくれるところも大きいです。規範を疑うなんて大げさに聞こえるかもしれませんが、日常の言葉づかいに違和感を覚えたとき、それをそのまま流さず立ち止まるだけでも、けっこう世界が変わります。さらに印象的だったのは、デンマークの教育思想とも通じる「実際にやりながら学ぶ」という考え方。子どもだけでなく、大人である僕たち自身にも効く視点でした。 「自分の言動が、子どもの未来の選択肢を狭めていないか」と一度でも感じたことがある人には刺さると思います。完璧な親や教育者になるためではなく、自分の中に眠っていた“当たり前”をそっと書き換えていくための、本当にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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