
最新版 指輪物語2 旅の仲間 下 文庫
J.R.R. トールキン, 瀬田 貞二, and 田中 明子
評論社 / 2022-10-19
この本について
仕事でも人生でも、正しい“道”を選んでいるのかよく分からなくなる時があります。楽に見えるほうへ流れたくなるけれど、それで本当に前に進めるのか…と自分でもモヤモヤしてしまう。そんな迷いの最中で『指輪物語 旅の仲間』の一節に触れると、不思議と視界が開ける瞬間があります。 たとえば「容易な道こそ避けねばならぬ」という言葉は、無理に頑張れという話ではなく、“選択が怖い時ほど、意外な道に希望が潜むことがある”という静かな示唆に聞こえます。また、絶望の定義が「結果が確定している時にだけ使う言葉」だと語られる場面は、判断の途中にある自分を少しだけ肯定してくれる。うまくいく保証はないけれど、それでも考え抜いたうえでの一歩には意味があるんだと落ち着かせてくれる感じがあります。 さらに、ロスローリエンの描写や、ガラドリエルがサムに渡す小さな箱のくだりのように、“故郷を取り戻すための種のようなもの”が物語の中にひっそり置かれているのも印象的です。いま結果が出ていなくても、未来のどこかで効いてくる選択がある。そう思えるだけで、目の前の道の重さが少し変わるんですよね。 迷いながらも一歩を選ばなきゃいけない人に刺さると思います。
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