
図解まるわかり 要件定義のきほん
西村 泰洋, 相川 正昭, and 蓮沼 潤一
翔泳社 / 2022-12-21
この本について
要件定義まわりって、「どこまで決めれば次に進んでいいのか」とか、「ステークホルダーの意見が散って収拾つかない」とか、毎回同じところでつまずく感じがありますよね。自分もプロジェクトの序盤で曖昧なまま走り出して、後工程で手戻り…という経験を何度もしてきました。 この本は、そういう“序盤のモヤモヤ”をどう整理すればいいのかが、かなり現実寄りに書かれています。とくに刺さったのは、要件が時間とともに膨らむ前提でどう見積りを積み上げるか、そしてユーザー企業とITベンダーの役割をどう切り分けて合意形成するかという部分です。準委任契約にする理由や、非機能要件の認識差が後工程にどう響くかなど、実務で「ああ、ここが詰まるんだよな…」というポイントが丁寧に扱われています。 さらに、「要件調整会」のような場を設けて優先度や削減の判断を事前に共有しておくことや、次工程へ進むための納得感をどう作るかといった話は、単なる理論ではなく、実際の動き方としてのヒントになりました。プロジェクトの“出口条件”が明確になるだけで、日々の議論がだいぶ変わりそうです。 プロジェクトの初期で迷いがちな人、特に“要件が増えるのはわかっているけど、どうコントロールしていいか掴めていない人”にはしっかり効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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