
【図解】はじめての上流工程(要件定義・システム設計・プロジェクトマネジメント)入門: よくわかる!システム開発入門
ひぐま
この本について
要件定義の場になると、急に「で、何を作ればいいんでしたっけ?」と空気がよどむ瞬間があります。僕もよくそこでつまずいて、機能の議論に入った途端に違和感が積みあがっていく…という経験ばかりでした。結局のところ、目の前の“要件”ではなく、その手前にある“なぜそれが必要なのか”が曖昧なまま進めていたんですよね。 この本が刺さるのは、まさにその手前のモヤモヤを言語化してくれるところです。システム導入の目的や背景を丁寧に探る姿勢や、「要求」と「要件」を切り分けて考える視点が入るだけで、打ち合わせでの会話の濃度が変わっていきます。なぜ?を積み重ねていくと、スマホ対応や外出先での情報確認など、表には出ていなかった“本当に解決したいこと”が自然と見えてくる感じがありました。また、見積もりを「設計」と同じ重さで捉える発想も実務に効きます。曖昧さを潰していくと、後戻りが減ってプロジェクトの進み方が落ち着いてくるんですよね。 上流工程に慣れていない人はもちろん、「なんとなく会話が噛み合わない」「要件定義が毎回ぐらつく」と感じている人にしっかり届く内容だと思います。僕自身、現場で迷うたびに立ち戻るポイントが増えた一冊でした。
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