
品と知性がある人の習慣
冨澤 理恵
President Inc / 2022-10-31
この本について
人とやり取りするときに、「感じよく振る舞いたいのに、どこを整えればいいのか分からない」というモヤモヤを抱えること、けっこうありますよね。相手を尊重したいだけなのに、気づくと事務的になってしまったり、逆にかしこまりすぎて距離が出てしまったり。僕もずっとその加減がつかめずにいました。 この本を読んでいて、読者の方が保存していた「渡すときに一言添える」という指摘は、まさにその“加減”に関わる部分なんだと思います。丁寧すぎる言い回しではなく、ほんの一呼吸を置くような言葉を添えるだけで、相手に与える印象がやわらぐ。しかもそれは頑張ってキャラを作るのではなく、振る舞いの習慣として積み重ねていける。全体を通して、無理をしない範囲でのふるまいの工夫が具体的に示されているので、再現しやすいんですよね。 個人的にありがたかったのは、所作や言葉選びが「品のある人になるための儀式」みたいに語られていないところです。むしろ、相手に余白を渡すための小さな配慮として書かれているので、生活の中で試しながら自分の形に調整していける。本の指示に従うというより、観察のヒントをもらう感覚に近いです。 職場や日常の会話で「丁寧すぎず、雑すぎずのラインがよく分からない」という人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
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