
ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす
山口周 and 中川淳
この本について
仕事の数字ばかり追っていると、「自分は何のために働いてるんだろう」「チームをどう導けばいいんだろう」と、ふと立ち止まる瞬間がありますよね。僕も同じで、現場に気を取られすぎて視野が近くなりがちです。そんなときにこの本を読むと、目線がすっと地平線に戻る感じがしました。 刺さったのは、ビジョンって立派な言葉を飾る話ではなく、「人のモチベーションをどう動かすか」という極めて現実的なテーマとして扱われているところです。特に、共感できるビジョンには自然と人と資源が集まるという話は、日頃「人が動かない」と悩む身としては妙に腑に落ちました。また、問題が見つからない時代に必要なのは解決力より“困る力”だという指摘も、自分の思考が外の正解に寄りがちなときのブレーキになっています。 さらに、ビジョン型のリーダーは最初からビジョンを掲げられるわけではなく、現場での信頼や率先して動く力が積み上がって初めて効き始める、という現実的な話も救われました。「ビジョンを語れ」と言われて焦る人ほど、こういう順番の感覚が必要だと思います。 自分の仕事に意味を感じにくくなっている人、あるいはチームがどこに向かうべきかわからなくなっている人には、かなりしっくりくる本です。僕自身、「ありたい姿」を考えることを後回しにしていた時期に読んで、少しだけ視座が上がった感覚がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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