
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)
バートン・マルキール and 井手 正介
Pan Rolling Inc / 2015-07-01
この本について
投資を続けていると、「このテーマ株、置いていかれたら嫌だな」とか、「結局、何を信じて判断すればいいんだろう」というモヤモヤがなくならないまま市場を眺める日ってあります。僕も同じで、目の前の値動きに引っぱられては落ち着きを失う、そんなことを何度も繰り返してきました。 『ウォール街のランダム・ウォーカー』が助けてくれたのは、派手なストーリーではなく、“人間がどうして投機に巻き込まれるのか”という地に足のついた視点でした。チューリップからトロニクス・ブーム、そして現代のYOLO投資まで、形が変わっても人の心理は変わらない。その事実を淡々と積み上げてくれるので、今の相場で感じる焦りが、ただの「人間らしさ」だと少し肩の力が抜けます。また、企業を見るときに「社会を変えるかどうか」ではなく、「利益を生み続けられるか」という基準に引き戻してくれるのもありがたいところで、具体的にどこを確認すべきかがはっきりします。さらに、インデックスを選ぶ際の現実的な視点や、ファンダメンタルから乖離した銘柄に手を出すリスクなど、実務的にそのまま使える考え方も多いです。 流行やストーリーに揺さぶられがちな人ほど、静かに刺さる本だと思います。
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