
新版 プロデューサーシップのすすめ (紫洲書院)
研究イノベーション学会プロデュース研究分科会, NPO法人ZESDA, 久野美和子, 原山優子, and 桜庭大輔
この本について
仕事でも日常でも、自分のやっていることが断片的に見えて「結局どこにつながるんだろう」と立ち止まる瞬間ってあります。誰かの力になりたい気持ちはあるのに、どこから動けばいいのか分からないまま時間だけが過ぎていく、あのモヤモヤです。 この本が面白いのは、「プロデューサー」という言葉を、特別な肩書きではなく“人の思いを形にする役割”として描いているところでした。過去に縛られずに新しい発想を現実に変えていくには、何かすごい才能が必要なのでは…と考えがちですが、ここで語られるのはもう少し地に足のついた話です。相手の強みを見抜く共感力、専門外にも薄くアンテナを伸ばすマルチ・リテラシー、そして必要な資源を適切なタイミングで組み合わせるデザイン力。この3つを少しずつ育てれば、誰でも小さな“仕掛け人”になれるんだなと感じました。 特に、資源を「お金」だけでなく、経験や人脈、信用まで含めて捉え直す視点は、自分の手元に何もないと思っていた人ほど効くと思います。自分の中に眠っていた断片が、実は誰かの挑戦を支えるピースになるかもしれない。その発見が、この本の一番の価値でした。 自分の仕事を“つなぐ役割”として見直したい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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