
アジャイルワークの教科書
戸田孝一郎
日刊現代 / 2023-05-26
この本について
仕事の段取りに自信がなくて、気づけば「なんで今こんな作業してるんだっけ…」みたいな迷子状態になること、僕もよくあります。頑張っているはずなのに成果の手応えが薄い日が続くと、どこから立て直せばいいのか分からなくなるんですよね。 『アジャイルワークの教科書』を読んで効いたのは、まず「正味時間・付帯時間・ムダ」というシンプルな切り分けでした。自分の1日を5分ごとに記録してみると、思っていた以上に“ムダの積み重ね”が進行を止めていることが見えてきます。それを出発点に、作業を全部書き出して付箋で流れにする「見える化」をやってみると、手戻りの原因や、自分がつまずきやすいポイントが自然と浮かび上がる感覚があります。 さらに、この本がいいのは「振り返り」を習慣にするための現実的な視点があるところです。KPTのような方法も、決してチームの専門手法ではなく、一人でも仕事のクセを整えるのに使える。完璧にやる必要はなくて、問題点をひとつ拾って翌日に少しだけ試す、その積み重ねでスピードが出るという考え方が、肩の力を抜いて実践しやすいんです。 タスクの見通しが立たず、毎日が手探りになりがちな人に刺さる本だと思います。悩んでいる最中でも、小さく改善できる場所はまだ残っているんだと実感させてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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