
アドバイスしてはいけない 部下も組織も劇的にうまくいくコーチングの技術
マイケル・バンゲイ・スタニエ and 深町あおい
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-11-22
この本について
部下の相談に乗っていると、気づけば自分が答えを埋めてしまう。沈黙があるとつい助け舟を出したくなるし、相手の話が広がるほど「何が本題なんだっけ」と不安になる。僕自身もずっとこのループから抜け出せずにいて、結局お互いモヤモヤしたまま終わることが多かったです。 この本が効いたのは、「最初に出てくる課題はほぼ本質じゃない」という当たり前のことを、行動レベルにまで落として示してくれたところでした。例えば「あと、ほかには?」と一度立ち止まるだけで、相手の思考が深い層に降りていく実感があったり、「これは本当に◯◯さんが取り組むべき課題ですか?」と投げかけることで、話の焦点が一気に締まったりします。また、自分が口を出したくなる瞬間を見つけるためのリトマステストも、地味ですがかなり効きます。慣れないうちは不安ですが、待つと相手がちゃんとたどり着くことも多いんですよね。 一緒に働く相手の自立性を尊重したいけれど、つい管理・助言・修復のどれかに寄ってしまう……そんな人にはしっくり来ると思います。コーチングを特別なスキルとしてではなく、日々の会話を少しずつ変える技として扱っているので、実務にそのまま持ち込める感覚がありました。自分がしゃべる量を減らすだけで関係性が変わる、そんな小さな発見が積み重なる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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