
最高のリーダーほど教えない ―部下が自ら成長する「気づき」のマネジメント
鮎川詢裕子
かんき出版 / 2018-07-23
この本について
部下にもっと考えてほしいのに、つい自分が先回りして答えを言ってしまう。沈黙が不安で、説明を重ねるほど相手の表情が固まっていく。自分でも「あれ、これ結局教えてるだけでは…?」と思う瞬間、ありますよね。僕もずっとそこでもがいてきました。 この本が効いてくれたのは、「聴く」とか「質問する」が精神論ではなく、具体的に“どの場面で何を減らし、どんな情報を先に渡し、どんな問いを置いていくのか”まで書かれていたところです。例えば、部下が話し終わったあとに自分の感想を長く語りがちな癖に気づいたり、「なぜ?」ではなく「どんなふうに?」と尋ねるだけで、相手の内側を引き出す難易度が一気に下がったり。表面的な行動ではなく、その奥にある思考や葛藤に目を向けるとはどういうことかが、現場の感覚に近い言葉で腑に落ちました。 結局、部下の成長は“情報不足のまま考えさせない”“期待しすぎて急かす”といったリーダー側のクセで止まってしまうことが多いんだと思います。だからこそ、教える前の準備と、対話中の姿勢を整えるだけで、部下が自分で視点を見つけて動き始める余白が生まれる。僕自身、その変化を何度か実感しました。 「部下に答えを渡すより、気づける環境をつくりたい」と感じている人に、静かに刺さる一冊です。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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