
中学受験 子どもの人生を本気で考えた受験校選び戦略 (中経出版)
じゅそうけん
KADOKAWA / 2024-03-04
この本について
中学受験って、偏差値や学校名だけを眺めていると「何が正解なんだろう…」とだんだん分からなくなってきますよね。男子校か共学か、附属か進学校か、家庭の負担はどれくらいか。どれも子どもの人生に関わる話なのに、判断材料は意外と曖昧で、親だけで悩むには重すぎるところがあります。 この本が面白いのは、「なんとなくのイメージ」をいったん脇に置いて、実際のデータや制度をベースに考えられるようになるところです。例えば、男女別学の違いを“気分”ではなく、研究結果からどう捉え直すかとか、GMARCH附属に受かる実力があるなら大学受験ではどこまで狙えるのか、といった現実的な視点が入ってきます。さらに、祖父母からの教育資金贈与制度のような、家庭の選択肢を広げる仕組みまで踏まえて、中学受験がどんな構造のうえにあるのかが見えてきます。 読みながら、進路選びって「今の偏差値に合わせる作業」ではなく、「この子の未来の幅をどう確保するか」を考えるプロセスなんだなと、少し気持ちが落ち着きました。全部を鵜呑みにする必要はないけれど、判断の材料が増えるだけで迷い方が変わります。 中学受験の地図がいまいち描けずに不安が続いている、そんな人に刺さる一冊だと思います。
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