
「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと 4万人が支持する塾講師が伝えたい 「戦略的高校受験」のすすめ
東京高校受験主義(東田高志)
この本について
中学受験をするかどうかって、子どもの将来を考えるほど正解が見えなくなりますよね。受験をしない選択をすると「出遅れないかな」と不安になり、受験を選べば選んだで「本当に向いているのか」と悩む。僕自身もこのあたりでずっと揺れ続けてきました。 この本が良かったのは、「中学受験をするかしないか」よりも、子どもの特性と時間の使い方をどうデザインするか、という視点に引き戻してくれるところです。たとえば、小学生のうちに英語の文法と単語の土台をつくっておくと、中学に入ってからのスピードに振り落とされないこと。算数も全部やらなくてよくて、「割合・比」と「図形」だけ中受レベルで深くやれば、高校受験でつまずきやすい部分を先回りできること。こういう“やるべきことの絞り方”がかなり具体的に書かれていて、無理のない道筋が見えました。 また、高校受験ルートのメリットを感情論ではなく数字や制度で示してくれるのもありがたかったです。都立の留学制度がここまで手厚いことや、公立の教育投資が大きいことを知るだけでも、「中受をしないと不利になる」という思い込みがほどけていきます。結果として、子どもの興味を伸ばす時間を確保しながら、将来の受験に必要な力も積み上げていく流れがイメージしやすくなりました。 中学受験ありきで考えるのがしんどくなってきた人、あるいは「うちの子に合う道を落ち着いて選びたい」と思っている人には特に刺さると思います。
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