東大理三の悪魔 「東大理三の悪魔」(原著版)シリーズ

東大理三の悪魔 「東大理三の悪魔」(原著版)シリーズ

幸村 百理男

累計読者数11
平均ハイライト数 6.7件/人
star総合評価 42/100
start序盤集中型

この本について

最近、頭の中だけでぐるぐる考えてしまって、気づけば何も動けていなかった…みたいな瞬間が増えていませんか。正しい選択をしたいほど一歩が重くなるし、一度レールに乗ると降りるのが怖くなる。その気持ちはよく分かります。僕もよくそこで止まってしまいます。 『東大理三の悪魔』が面白いのは、そういう「動けない自分」を責めるでも励ますでもなく、まったく違う角度から視界をずらしてくるところです。例えば、論理と理解と実感を一次元・二次元・三次元として捉える話は、頭で分かったつもりでも身体がついてこない理由を説明してくれるし、「考えてばかりでは状況が悪化する」というやり取りは、行動が精神論ではなく“条件”なんだと思わせてくれます。さらに、オモテ世界とウラ世界の話のように、世界の見え方そのものをズラす設定が、なぜ自分の判断が怖くなるのかを少し冷静に扱える余裕をくれるんです。 物語として読めるのに、読み終わると自分の足元の感覚が変わっている。そんな体験が欲しい人には刺さると思います。考えすぎて止まりやすい人や、レールを降りるかどうか迷っている人には、特に手がかりになる一冊でした。

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