
パーティーが終わって、中年が始まる (幻冬舎単行本)
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幻冬舎 / 2024-06-05
この本について
ひとりが好きだったはずなのに、最近なぜか楽しくない。昔一緒にいた仲間とも距離ができて、一対一で会うと話すことがなくて困る。自分の「楽しみ」が、実は何かの役に立つ前提でしか成り立ってなかったのかもしれない。そう気づいたときのぼんやりした焦りって、案外みんな抱えているんじゃないかと思います。 『パーティーが終わって、中年が始まる』は、その焦りを無理に解決しようとせず、むしろ「そう感じてしまう自分」をどう扱えば少し楽になるのかを見せてくれる本でした。たとえば、シェアハウスでの曖昧な関係が「偽物」ではなく、あれはあれで必要な距離感だったんだと思わせてくれたり。ひとり時間の喪失感を、創作の燃料が減っただけの話として受け止めてみる視点をくれたり。生まれつきの歪みや現実感の薄さすら、使い方次第でメリットになりうると静かに示してくれたりします。 誰かに強く背中を押されたいわけじゃないけれど、このまま立ち止まるのもつらい、という人にちょうどいい距離で寄り添ってくれる本です。中でも「自分を大きく変える」のではなく、「このままの自分でどうやってやっていくか」を考えたい人には、とても静かに刺さると思います。
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