
世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために 観心本尊抄(第2版)
創価学会教学部
この本について
人と向き合う時、相手の欠点ばかりが目についてしまったり、自分の未熟さに落ち込んだりすることってあります。頭では「皆それぞれ事情がある」と分かっていても、心のほうが追いつかないまま日々が過ぎていく。そんな時に、この『観心本尊抄』の解説を読みながら、少し視点が変わる感覚がありました。 たとえば「九界即仏界」という原理に触れると、完璧な人などいなくても、どんな人にも仏性があるという見方が、理屈ではなく具体的な行動につながっていきます。職場でイライラしがちな相手にも、「この人にも何かしらの可能性があるのかもしれない」と、一歩引いて考えられるようになる。そして「観心」という、自分の内側を鏡のように見る姿勢は、他人を責める前に自分の心の動きを静かに観察するきっかけにもなります。 また、池田先生や戸田先生の講義の部分には、生活の悩みと仏法の教えをどう結びつけるかが、具体的な言葉で語られています。信心の強弱というより、「どうやって現実の悩みに向き合うか」という地に足のついた視点があり、教義書というより、自分の行動を整える手帳のように読みました。 抽象的な教理の本というイメージを持つ人ほど、逆に刺さる一冊だと思います。
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