
人間革命8
池田大作
聖教新聞社 / 201308
この本について
仕事でも日常でも、「頭では分かってるのに心がついてこない」とか、「正しいと思う方向に進みたいのに、気持ちが揺れてしまう」みたいな場面ってけっこうあります。自分の弱さに気づきながらも、どう扱えばいいのか分からない。その迷いに向き合う時、この『人間革命8』の抜粋に反応した人が多いのも分かる気がします。 たとえば、好き嫌いと損得、善悪の線引きの話。あれって日常の判断そのものなんですよね。読んでいると、自分の中の浅い動きと深い動きの区別が少しだけ見えるようになる。また、理性と感情を分けて考えがちな人ほど、「どちらも一念の発露」という視点は、力みをほどいてくれます。心をコントロールできているつもりでも、実は奥にある生命の動きに振り回されている──その実感を言語化してくれる感じがあります。 さらに、生死への恐れや、人としての根っこに触れる描写が続くことで、「今の自分の悩みも、この大きな流れの中の一部なんだ」と思えるのも大きいです。派手な解決ではなく、行動の基礎がゆっくり変わるタイプの本なので、即効性というより、日々の判断のぶれ幅が少しずつ整っていく印象があります。 自分の内側の揺れを放置したくない人、そして「理想を持つこと」を現実的に考えたい人には、特にしみる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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