
京都大学人気講義の教授が教える 個別株の教科書
川北英隆
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-08-23
この本について
株を勉強しようとすると、用語の多さに気持ちが折れたり、何を基準に見ればいいのか分からなくなったりしませんか。僕も最初はそうで、勢いで買った銘柄の値動きに右往左往しながら、「そもそも何を見て判断すればいいんだろう…」とずっと落ち着きませんでした。 この本は、そういう“入口の迷い”をかなり減らしてくれました。たとえば、仕手株や信用売りといった投資の基本動作を、現実にどう使われているかの温度感で説明してくれるので、リスクの正体がつかみやすくなります。また、長期投資をどう捉えるべきかも、経済成長や企業利益との関係から淡々と整理されていて、「短期で当てにいく」のとは別の視点が自然と身につきます。さらに、売上高成長率やPBR、ROAなど、企業を評価するうえでどこを見ればいいかが具体的に示されていて、ニュースや会社四季報を読むときの解像度が一段上がる感覚があります。 派手な成功話はありませんが、知識が点ではなく線でつながる感じがあるので、「まずは基本を確実に押さえたい」という人には強く刺さるはずです。僕自身、投資方針に迷ったときにこの本の考え方に戻ることで、焦りが少し減りました。取りあえず一冊で“投資という行為の全体像”をつかみたい人にちょうどいい本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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