
自民党の大罪 (祥伝社新書)
適菜収
祥伝社 / 2024-08-02
この本について
政治のニュースを見ていて、「なんでこんなことがまかり通るんだろう…」と置き場のないモヤモヤだけが溜まっていくときがあります。批判記事を読んでも断片的で、裏で何がどうつながっているのかまでは見えないまま。自分の判断が鈍らされているような気がして、落ち着かないんですよね。 『自民党の大罪』は、そのモヤモヤを少しだけ整理してくれる本でした。たとえば、郵政民営化の裏で広告会社や分類された“B層”をどう扱っていたのか、政治家の発言や行動がどんな文脈で積み重なってきたのか、そして現在の自民党が「かつて支持されていた保守」とどれほど離れてしまったのか。個別の事件を追うというより、点と点が線でつながって見えてくる感覚があります。読みながら、自分が感じていた違和感の“位置”がようやく分かった場面もありました。 もちろん、この本を読んだからといって何かスッキリ解決するわけではありません。ただ、政治家の失言やスキャンダルをその場の炎上で消費するのではなく、同じパターンが繰り返される背景を“距離を置いて”見られるようになるのは確かです。情報に振り回されたくないけれど、何が起きているのかは把握しておきたい、そんな人には刺さると思います。 「いまの政治の空気に、説明のつかない違和感がある」という人には、静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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