
世界観のデザイン
岩渕正樹
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2024-08-23
この本について
最近、目の前の仕事をこなしながら「この先、どこに向かっているんだろう」とぼんやり不安になることが多くて。数字やKPIだけ追っていると、未来を描くための視点そのものがだんだん薄くなっていく感覚がありました。そんな時に読んだのが『世界観のデザイン』で、ここに救われたというより、思考の居場所をつくり直してもらった感じがあります。 特に刺さったのは、未来を“語る”のではなく“示す”という姿勢です。頭の中の違和感や兆しを、抽象論ではなく、図像やモノとして形にして他者と対話する。そのプロセスを知ってから、会議でのアイデア出しでも、言葉だけで押し切らず、荒くてもいいから具体物にして共有するようになりました。また「いまでもなく、ここでもない」場所に思考を飛ばす、という考え方も大きかったです。いまの常識の範囲内で未来を考えていたら、そりゃ新しい絵なんて描けないよな、と気づかされました。 さらに、バックキャスティングとフォアキャスティングを行き来しながら、自分が向かいたい世界を仮にでも描いてみると、日々の判断が少しだけブレにくくなるんですよね。遠くの北極星を置くことで、足元の仕事の意味づけが変わるというか。 「今あるやり方の延長に限界を感じている人」には特に刺さると思います。夢物語ではなく、現実に戻ってこれる未来の描き方を教えてくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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