
英国の専門医が教える 減量の方程式――満腹でも痩せていく究極のダイエットプログラム
サイラ・ハミード、児島 修
ダイヤモンド社 / 2025-01-08
この本について
食べる量を減らしているつもりなのに、なぜか体重が戻ってしまう。あるいは、朝から甘いものをつまいてしまい、そのあとずっと食欲が落ち着かない。こういう流れを自分の「意志の弱さ」と結びつけてしまう人、多いと思います。僕も同じで、どうして同じパターンを繰り返すんだろうと何度も悩みました。 この本が面白いのは、そうした迷いを「意思」ではなく「身体の仕組み」から丁寧に説明してくれるところです。視床下部が体重の設定値を持っている話や、食事時間を区切るだけで炎症や脳の可塑性が変わる話は、努力の方向を少し変えるだけで結果が変わるかもしれないという小さな希望につながりました。また、腸内細菌が作る短鎖脂肪酸が食欲に影響を与えるプロセスを読むと、「お腹が空くタイミングに逆らえない日」があっても、それは自分の欠点ではないと腑に落ちます。 全体として、極端な我慢ではなく「身体が自然に戻りやすい環境を整える」ことに焦点があるので、日常の食事や睡眠の中でできる調整が多いのも気楽です。特に、甘いものとの付き合い方にずっと悩んできた人には、人工甘味料の章が視点を変えるきっかけになると思います。 自分のペースで整えたい人、そして“うまくいかない理由”をもう少し優しく理解したい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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