いまこそ、本物のサステナビリティ経営の話をしよう

いまこそ、本物のサステナビリティ経営の話をしよう

山口周 and 磯貝友紀

講談社 / 2025-07-30

累計読者数5
平均ハイライト数 14.2件/人
推定読了時間 約3時間25分
star総合評価 50/100
start序盤集中型

この本について

仕事でサステナビリティに関わっていると、「結局どこまでやればいいのか」「社内で温度差があって前に進まない」といったモヤモヤにぶつかることが多いと思います。自分も同じで、目の前の数値に追われているうちに、何のためにやっているのか分からなくなる瞬間があります。 この本が面白いのは、サステナビリティを“要件”ではなく“存在意義そのもの”として扱っているところです。たとえば、短期のKPIよりも「社会がこうなったらいいよね」という物語の共有こそが組織を動かす、という視点は、実務の現場で見落としがちな発想でした。また、海外の事例を丁寧に取り上げながら、なぜ日本だけ時流をつかめないのかを実感として理解させてくれます。そして、企業の一貫した姿勢が長期的な信頼につながるという話は、日々の意思決定にそのまま響くものでした。 読みながら感じたのは、「正しさを説く本」というより「どうすれば楽しみながら続けられるか」を一緒に考えてくれる本だということです。理念や哲学と言われると距離を感じますが、著者の語り口は意外と地に足がついていて、現場の悩みとちゃんと接続してくる。 サステナビリティを“義務”ではなく“軸”として扱いたい人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「資本主義のハック」を提唱し、企業のこれからについて独自の立場から提言を続ける独立研究者・山口周、 2000年代はじめからサステナビリティ経営・ESG投資に関わり、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)推進に尽力してきた磯貝友紀。 二人がタッグを組み、先進地域である欧州企業の事例を参照しながら、日本企業にこれから必須の戦略、日本ならではの生き残り策を深く探っていく。 SDGsに冷淡なトランプ政権再登場で、近年の「サステナビリティ・バブル」は崩壊、いよいよ本物のサステナビリティ経営の時代が始まる。 一国の政権の思惑など関係なく、世界の大きな流れはすでに見えている。「他社がやるから自分のところもやらなくちゃ」「流行だからその流れについていこう」といった企業は、いまの一瞬だけは良くても、5年後、10年後には間違いなく市場から淘汰される。目の肥えた消費者、世界の取引先に選ばれるのは、環境、人権、格差問題解決といった大きな社会課題の解決を自社の経営課題と捉え、さらにそれをチャンスとしてとらえられる企業だけ。 そのためにいま取り組むべきことはなにか? 二人のスリリングな対話から見えてくる企業の近未来。
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