
投資の解像度を上げる 超インフレ時代のお金の教科書
頼藤太希
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2025-08-29
この本について
投資って、数字やニュースを追っているつもりでも、気づけば感情に振り回されていたりしますよね。暴落時に落ち着けないとか、他の人が言っていることのほうが正しい気がしてしまうとか。自分でも理由がよくわからないまま焦って動いて、あとで後悔する…僕も同じところで何度もつまずきました。 この本がよかったのは、「相場を読む技術」より前に、そもそも自分の判断がどう歪むのかを丁寧に教えてくれるところです。世界人口の推移のような、長期でズレにくい視点があると、短期のノイズに揺さぶられにくくなること。ランダムウォークや平均回帰の考え方が腑に落ちると、目先の上下に意味を読み込みすぎなくなること。そして、損を取り返そうと無茶をしてしまう心理や、あぶく銭の扱いが雑になる理由まで「あるある」として理解できるので、自分の行動パターンを少し俯瞰して見られるようになります。 読み終わった後は、暴落に出くわしても「これは自分のシステム1が騒いでるだけだな」と一呼吸おける感じがありました。パーマネントポートフォリオのような、環境に振り回されにくい考え方に触れることで、極端な情報に踊らされる頻度も確実に減ります。 日々の相場に疲れてきた人や、「知識は増えているはずなのに、行動が安定しない」と感じている人には、かなりしっくり来る一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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