英語と日本語、どうちがう? NHK出版 学びのきほん

英語と日本語、どうちがう? NHK出版 学びのきほん

鴻巣 友季子

NHK出版

累計読者数6
平均ハイライト数 11.5件/人
star総合評価 47/100
start序盤集中型

この本について

英語を勉強していても、日本語で文章を書いていても、「なんでこんなに感じ方が違うんだろう」と立ち止まることがあります。単語のニュアンスなのか、文のつくりなのか、そもそもの発想の土台なのか。どこがズレているのかよく分からないまま、モヤモヤだけが残ることってありますよね。 この本を読んでまず驚いたのは、言語そのものが人間の思考を形づくっている、という事実を具体的に示してくれるところです。たとえば日本語が「主題」を優先する言語だという説明は、英語を訳すときになぜ「しっくり来ない」のかが腑に落ちました。さらに、単語を調べるときに語源までさかのぼるという著者の姿勢は、ただ正しい訳を探すというより「その言葉がどんな景色を背負っているか」を見る感覚を育ててくれます。そして翻訳の場が「他者との衝突」だという考え方は、外国語に触れるときの戸惑いそのものにちゃんと名前をつけてくれるようでした。 もう一つ印象に残ったのは、日本語そのものが翻訳によって形づくられてきたという視点です。万葉仮名から始まり、音読み・訓読みの誕生、さらに近代の大翻訳時代まで、外国語との出会いが日本語の文体や語彙を変えてきた。その歴史を知ると、「英語が苦手だから自分がダメなんじゃなくて、言語同士がそもそも違う存在なんだ」と肩の力が抜けます。 英語に苦手意識がある人よりも、「なんで自分の思考は日本語に引っ張られるんだろう」と感じたことがある人にこそ刺さる本です。翻訳をテーマにしながら、言語と向き合う姿勢そのものを静かに整えてくれます。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

鴻巣 友季子の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

BookNotion をお使いの方へ

この本の指標は、あなたの本棚でも見られます

このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要