アイデアのつくり方
ジェームス・W・ヤング、今井 茂雄、竹内 均
ティビーエス・ブリタニカ / 1988-04
この本について
考えごとが詰まってくると、「もっと斬新なアイデアを出さなきゃ」と焦ることがありませんか。自分の頭の中が空っぽに感じたり、資料を読み込んでも結局何も生まれない気がしたり。僕も仕事で行き詰まるたびに、アイデアって結局センスなのか…と落ち込みがちでした。 『アイデアのつくり方』は、そのモヤモヤを少し現実的な形に変えてくれる本でした。抜粋にもあるように、アイデアは「既存の要素の新しい組み合わせ」でしかない、という原理がまず腑に落ちます。つまり、ゼロからひねり出す必要はなくて、材料をどう集めて、どう寝かせるかが勝負になる。そのプロセスが5段階で丁寧に説明されていて、特に「孵化段階」の考え方は、焦って机にかじりつきがちな僕にはかなり効きました。離れてみることで、頭の中で勝手に組み合わせが進む感覚が実際にありました。 また、この本が繰り返し強調する「心の習性を鍛える」という視点も面白くて、事実同士の関連を探すクセをつけておくと、ふとした瞬間に結びつきが起きやすくなる。仕事中だけでなく、散歩中の何気ない出来事や、まったく関係ない読書の記憶が、あとでじわっと役に立つことが増えました。特別なテクニックよりも、日常の材料の集め方が変わる本です。 新しい発想が必要な場面で、根性論ではなく「どうやって育てるか」を知りたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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