
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」
安宅和人
英治出版 / 2010-11
この本について
仕事が立て込んでくると、「いま自分は何に答えを出そうとしてるんだっけ?」と途中で迷子になることがよくあります。手は動いているのに前に進んでる感じがしないとか、考えているつもりがただ悩んでいるだけだった…みたいな日もありますよね。僕もそうで、気づいたら“犬の道”みたいに量で押し切ろうとしてしまいます。 『イシューからはじめよ』は、そんな迷走状態から抜けるための“視界を戻す”本でした。たとえば「これは何に答えるための作業なのか」と主語まで含めて言葉にしてみると、そもそも取り組む必要がなかったり、逆に今すぐ決めるべき核が見えたりします。さらに、“10分考えて埒が明かないなら一度休む”という姿勢は、悩みと検討をごちゃまぜにしないための実践的な線引きとしてかなり効きました。情報を集めるときも、まず一次情報に触れることや、MECE的にざっとスキャンする感覚を思い出すだけで、ムダな深掘りが減っていきます。 結局、「イシュー度の高いものから手をつける」という当たり前のようで難しい判断を、言葉と構造で支えてくれる本です。自分の仕事のどこに本質的な選択があるのか、そこを見極める目を養いたい人に特に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
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