
8割捨てれば うまくいく! 人生を変えるガラクタ整理法
竹内清文
PHP研究所 / 2010-12-01
この本について
部屋を片づけたい気持ちはあるのに、何から手をつければいいのか分からないまま、引き出しをそっと閉じてしまうことってありませんか。僕も「いつか使うかも」「高かったし捨てづらい」という気持ちが先に立って、気づけば家のどこに何があるのか自分でも把握できなくなっていました。散らかりを放置していると、なぜか気持ちまで重くなるあの感覚に、ずっと理由があるのかもしれません。 この本が面白いのは、「ガラクタ=使っていないもの」という分かりやすさだけじゃなく、心が上がるか下がるかで判断していくところです。読みながら、自分の中の“べき”に振り回されて残してきたものに気づかされました。特に、気持ちが下がるものを手放すと、新しくやりたいことが勝手に浮かんでくる感じは、実際にやってみると意外なくらい実感があります。無理に人生を変えようとするのではなく、余計なものを減らすことで動きやすくなる、そんな地に足のついた変化が起きる本です。 「全部捨てろ」と押しつけてこないのも良くて、ただ“一番好きなものだけ残してみるとどうなるか”を静かに提案してくれる感じです。僕自身、服や本を仕分けしていくうちに、なんとなく心の棚卸しまで進んでいて、気づけば衝動買いが減ったのはうれしい誤算でした。 ものの多さに疲れているけれど、片づけ本の強い口調が苦手な人には特に刺さると思います。自分の本音を一度取り戻したいときに、そっと横で灯りをつけてくれるような一冊です。
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