
グローバル・マインド 超一流の思考原理
藤井 清孝
ダイヤモンド社 / 2009-01-16
この本について
仕事で意見を求められたとき、「正解がない話題なのに、自分が話していいのか」と躊躇してしまうことってありませんか。会議で黙りがちになったり、海外の同僚の前で急に自信がしぼんだり。自分の中に軸がないというより、何をよりどころにして動けばいいのか掴めずにいる感じです。 『グローバル・マインド 超一流の思考原理』は、そのモヤモヤを「世界の基準から見た自分の立ち位置」という視点で整理してくれる本でした。たとえば、日本では“正解を知らないなら黙ってろ”という空気が強い一方、アメリカでは拙い意見でもまず出す文化がある、という対比が刺さります。自分が発言できない理由は能力ではなく、育ってきた“村のルール”かもしれないと気づかせてくれます。また、妥協をせずに自分の基準を持って選ぶ重要性を、不動産探しのエピソードで具体的に示してくれるところも印象的で、日々の判断の精度が上がる実感がありました。さらに、社長業の根幹としての「一貫性」と「執念」の話は、立場に関係なく、自分のメッセージをどう扱うかを考え直すきっかけになります。 海外で働く予定がある人だけでなく、「自分の考えを言語化する力を鍛えたい人」に特に刺さる本だと思います。日本の常識を相対化しつつ、自分らしい軸をつくりたいときにちょうどいい一冊でした。
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