
百年たっても後悔しない仕事のやり方
出口 治明
ダイヤモンド社 / 2011-03-10
この本について
仕事に向き合っていると、「このやり方でいいのかな」とか「もっと自分にできることがある気がするのに動けない」みたいな、言葉にしにくい引っかかりが出てくることがあります。私もそうで、結局いつも同じ視点で考えてしまうのが悩みでした。この本は、そういうモヤモヤを少しだけほぐしてくれるタイプの一冊でした。 印象に残ったのは、まず“自分で考えて動く”という姿勢をとても具体的に語っているところです。最初に自分で考え、やってみて、うまくいかなかったら人に聞く。その順番を守るだけで、仕事の手触りがだいぶ変わるんだろうなと感じました。また、トヨタの「自働化」の話のように、与えられた仕組みをただ使うのではなく、自分の知恵を含ませていくという視点も、毎日の業務に直結します。小さな改良でも、自分の仕事が“受け身”ではなくなる感覚が持てるはずです。 もうひとつは、人との関わり方の温度感です。「会いたい人にはすぐ会いにいく」「去る人は追わない」という姿勢は、一見大胆に見えるのに、現場で悩んでいると忘れてしまいがちです。無理にコントロールしようとしないほうが、結果的に関係が自然に続くこともある。そんな当たり前を思い出させてくれました。 仕事の迷いを、“気合”ではなく“視点の修正”で乗り越えたい人に刺さる一冊だと思います。
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