
プレイングマネジャーのための新図解コーチング術2週間で人を育てる55の最新メソッド
佐藤 英郎
この本について
部下に任せたいのに、結局ぜんぶ自分でやる羽目になる。任せたつもりでも、相手が動かない。こういう循環、僕自身ずっと抜けられなくて、「上司って何をすればいいんだっけ」とよく迷っていました。指示を出すほど相手の主体性が削れていく感じもあって、強く言えば解決するわけでもない。そのあたりのモヤモヤに、この本はかなり実務的に踏み込んでくれます。 読みながら特に刺さったのは、「任せるとは委任であり、責任は上司が持つこと」とはっきり書いているところでした。任せる=放置ではなく、主体性が生まれる環境づくりまでが上司の役割だと整理されると、普段の会話のどこが詰まっているのかが見えやすくなります。また、「人」と「事」を分けて原因を探るという視点も、感情に引っ張られずに行動レベルで話せるようになるので、実際のメンバーとの面談でかなり効きました。さらに、上司が「自分が一番正しい」という前提を手放せない限り、コーチングは機能しないという指摘は耳が痛いですが、ここを越えないと何も変わらないんだろうな、と素直に思いました。 プレイングマネジャーとして、育成も成果も同時に抱えている人ほど、こうした具体的なコミュニケーションの組み立て方が武器になるはずです。部下を動かす方法ではなく、「自分でやらなくていい状態をどう作るか」を考えたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの55%が集中しています。
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