
20代で得た知見
F
KADOKAWA / 2020-09
この本について
うまくいかない日が続くと、「自分は何者になれるんだろう」とか「この選択でよかったのか」とか、つい考え込みますよね。夢があるわけでも、自信があるわけでもないまま日々が進んでいく感じ。底に落ちているような気がしても、そこからどう動けばいいのか分からない。そんなモヤモヤに刺さるのが『20代で得た知見』でした。 この本は、立派な答えを提示してくれるわけじゃありません。でも、読んでいると「人ってこうやって折り合いをつけながら進むんだな」と、視点を少しだけズラしてくれるんです。例えば、悪い選択をしてしまったと思った時でも、「結果を受け入れた瞬間に、その選択は正しくなる」という考え方は、行き詰まった自分をそっと手前に押し戻してくれる感じがしました。あるいは、好きなものや欠落感に正直でいることが、次の行動のヒントになるという視点も、無理にポジティブにならなくていい余白をくれます。そして「まずちゃんと底を打つ」という言葉は、今の停滞を否定せずに扱うための現実的な態度として、個人的にかなり救われました。 この本は、一気に人生を変えたい人よりも、「いまの自分をどう扱っていけばいいか分からない人」に静かに効くと思います。派手さはないけれど、自分の中でずっと引っかかっていた刺を、少しずつ抜いてくれるタイプの一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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