
PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則 (日本経済新聞出版)
レイ・ダリオ and 斎藤聖美
Pergamon / 1982
この本について
仕事が思うように進まなかったり、問題の原因がどこにあるのかよくわからず、同じところをぐるぐる回ってしまう時期ってありますよね。僕もよく「とりあえず動けば何とかなるはず」と焦ってしまって、あとから振り返ると根本を見誤っていただけだった、なんてことが多いです。 この本が効くのは、まさにその「何が起きているのかよく見えていない状態」をほどくところから始まる点です。たとえば、まず悪い結果を具体的に言葉にするところから始める姿勢や、「どうするか」を決める前に「それは何か」を見極める視点は、焦りを落ち着かせてくれます。さらに、うまくいかない理由を自分の欠点として責めるのではなく、知らないことへの向き合い方を磨くことで前に進める、という考え方も腹落ちしやすい。短期的な感情やエゴに振り回されがちな日常で、立ち止まって視野を広げるきっかけになります。 個人的には、「問題の原因を本当の問題と間違えないように」という一文がずっと残っています。表面的に見える症状だけで判断せず、二次的・三次的な結果まで含めて見にいく姿勢は、仕事だけでなく人間関係にも効きました。苦痛や失敗を避ける対象ではなく、学習の入り口として扱う感覚も、じわじわ効いてきます。 自分の思考のクセに気づきたい人、視野の狭さで損している自覚がある人には、とても相性がいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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